奥上林の「あやバス」上林線・最終停留所の於身(おおみ)に、土日だけ営業しているソバ屋さんがある。
バス停を降りると「土筆庵」の案内板があり、そこから軽く坂を上ると正面に石臼が見えてくる。
柴垣に導かれて、農家を改装した「土筆庵」(つくしあん)の玄関に至ると小奇麗な敷石が出迎えてくれる。
麻の暖簾が架かっていれば営業中だ。中に入るとご亭主が作った陶芸品やどっしりとした趣のある飛騨家具が、心地よく配置されている。
田の字型の一室には囲炉裏が調度され、お客を待っている。
ご主人が丹精込めて打った蕎麦が、高台の膳に盛られると、薄ウグイス色のソバ麺に思わず見入ってしまう。
そして蕎麦の香りを味わいながら、蕎麦をすする。
最後の蕎麦湯を頂くと、遠くまで来た甲斐があると言うものだと誰しも思う。
「土筆庵」の主は、井上克二さん、紀久子さん、ご夫婦。 お二人は今も大阪市内に住んでおり、金曜日から月曜日まで奥上林に住まいして、田舎暮らしを楽しんでいる。四季のないコンクリートジャングルの都会は騒がしく、落ち着かないので、四季折々の美しさの織りなす綾部が無性に恋しくなると言う。 蕎麦作りは趣味の延長だと語るが、その腕は有名なプロのソバ名人直伝だ。しかも納得のいくソバを作りたいと、日本各地のソバ処を巡るこだわりを見せる。器もご主人が庭に穴窯を作り、陶器作りを楽しんでいる。
本当の手打ちソバを、お客さんに味わってもらいたいと
売り切れ御免を徹底している。
蕎麦好きの貴方!ぜひ奥上林の「土筆庵」を訪ねてみてはいかが。
営業日 土曜・日曜のみ。 (1月、2月は全休)
営業時間 11:30~15:00 (売り切れ終了。できれば予約して下さい)
綾部市光野町 於身(おおみ)バス停前 電話&FAX 0773(55)0277
コメントは投稿者の責任においてなされるものであり,サイト管理者は責任を負いません。